伊藤昭著 四六判・並製・176頁 当時にしては珍しく、自立心、進取の気象に富み、 旧来の風習より脱却して、新しい日本女性として生きようとした智恵子を、 彼女の育った、福島県安達町から見た数少ない物語。 目次 一、生い立ち 二、女子大時代 三、出逢い 四、愛の?? 五、二人の妹 六、樹下の二人 七、長沼家の没落 八、魂との別離 九、紙絵 十、レモン哀歌 十一、終戦・山荘へ 十二、乙女像 あとがき 参考文献