高橋哲夫著
新書判・並製・144頁
官憲の激しい弾圧と高まる民衆の声。日本の近代国家形成の中で、苦悩する河野を描く。
目次
はじめに
民権へのめざめ
わんぱく少年
戊辰戦争と三春の無血開城
石陽社の創設
板垣退助との交友
県会の発足と若き議長
自由の灯かかげて
自由党福島部の発足
福島自由新聞
県会の議案毎号否決
会津三方道路と喜多方事件
自由党弾圧と福島事件
国事犯として東京移送
政治裁判とのたたかい
高等法院と国事犯
圧制政府転覆の盟約
判決への国民的反応
節を守った獄中六年
獄中梧下の修業
加波山事件
国政の場に貫く良識
出獄に熱狂的な歓迎
政界への復帰
初の衆議員選挙
自由党の院内総裁
母の死と人間河野
自由党からの脱党
脱党、その後の政界
民衆政治に生命をかけて
衆議院議長の椅子
勅語奉答文事件
日露講和と日比谷事件
農商務大臣・普選運動
銀の玉にして疵すくなし
清貧七十四年の生涯
河野広中年譜
参考文献
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