中山雅弘
ISBN978-4-89757-831-6
四六判・上製・264頁
【目次】

はじめに
第一章　米沢中学校から早稲田大学へ
　 　　　　1　上泉秀信との出会い
　　　　　　　新田坂　出会い
　　　　2　剣聖上泉伊勢守の末裔
　　　　　　　秀信のおいたち　上泉家の系譜
　　　　3　米沢中学校と文学少年
　　　　　　　米沢中学校入学　大熊信行、土岐哀果との出会い
　　　　　　　『生活と芸術』と『文章世界』
　　　　4　早稲田大学の頃
　　　　　　　上京と入学　高等予科の学生たち　画家を志す
　　　　秀信の文学1　米沢中学校時代の短歌
第二章　都新聞記者となる
　　　　1　都新聞社に入社する
　　　　　　　多士済々の都新聞社　美術記者・文芸記者となる
　　　　　　　結婚と馬込移住
　　　　2　関東大震災
　　　　　　　大地震の発生と新聞社　避難民と共に大阪へ
　　　　3　井萩移住と井伏鱒二
　　　　　　　井萩移住　家族のこと　井伏鱒二のこと
　　　　秀信の文学2　初期の作品
第三章　編集者として活躍する
　　　　1　都新聞文化欄主任になる
　　　　　　　文芸欄の充実　秀信の評論記事
　　　　2　小林多喜二「新女性気質」
　　　　　　　小林多喜二を起用する　あらすじ　「新女性気質」の評価
　　　　3　尾崎士郎の「人生劇場」
　　　　　　　「人生劇場」の連載　秀信と尾崎士郎　メディアミックス
　　　　4　学問の自由と新劇の大同団結
　　　　　　　学問自由同盟　新劇と大同団結
　　　　信秀の文学3　あらくれ会と『新潮』の座談会」
第四章　戯曲『村道』の出版
　　　　1　戯曲「村道」と出版祝賀会
　　　　　　　「村道」の上演　出版祝賀会
　　　　2　秀信の家族と友人たち
　　　　　　　子供の成長と妻の死　友人たち
　　　　3　都新聞の戦い
　　　　　　　秀信、文化部長となる　二・二六事件と戦火の拡大
　　　　　　　大月源二を嘱託で招く　新聞社への圧力と秀信の退社
　　　　秀信の文学4　戯曲『村道』について
第五章　専業作家となる
　　　　1　戯曲「ふるさと紀行」
　　　　　　　「ふるさと紀行」のあらすじ
　　　　　　　「ふるさと紀行」の上演と新潮社文芸賞
　　　　2　北京旅行と宮崎旅行
　　　　　　　北京旅行と清水安三　『愛の建設者』　日向ペン部隊
　　　　　　　雑誌『旅』の座談会
　　　　3　農民文学懇話会と農村調査
　　　　　　　農民文学懇話会への参加　秀信の農村調査報告
　　　　　　　産業組合について
　　　　秀信の文学5　小説『今昔』に描かれたもの
第六章　大政翼賛会文化部副部長
　　　　1　大政翼賛会文化部その1
　　　　　　　文化部副部長となる　地方文化運動　秀信の講演
　　　　　　　『詩歌翼賛』の編集
　　　　2　大政翼賛会文化部その2
　　　　　　　副部長を辞任する
　　　　3　新劇の弾圧と日本移動演劇連盟
　　　　　　　新劇の弾圧　日本移動演劇連盟の結成　前進座を応援する
　　　　秀信の文学6　大政翼賛会の頃の作品
第七章　福島県渡辺村に帰農する
　　　　1　帰農と終戦
　　　　　　　土地さがし　渡辺村と高木村長　帰農を決意する
　　　　　　　農業をはじめる
　　　　2　自由学園と磐城農学校
　　　　　　　自由学園の援農と母親学校　秀信と自由学園
　　　　　　　岩城農学校の開校　校歌ができる
　　　　3　戦後の作家活動と青年との交流
　　　　　　　『農村と文化』の刊行　渡辺村の青年との交流　山の家と強盗
　　　　　　　公職追放と農民作家の死
　　　　秀信の文学7　戦後の作品

あとがき
参考文献
　上泉秀信関連
　参考文献
　史書・事典・記録・図録
上泉秀信略年譜
作品掲載誌・単著一覧
新聞・雑誌掲載の記事・随筆・評論等一覧
事項索引
人名索引
写真図版　上泉秀人氏、上泉眞裕氏から借用。
　　　　　　　風景写真、著作一覧写真は筆者撮影。