菊池昌美
ISBN978-4-89757-835-4
B5版・並製・211頁
【目次】
改定新版を出すにあたって
始めに
邪馬台国への旅の始まり
後漢書東夷伝に気づいて
魏志韓伝に気づいて
新羅本記に気づいて
到ると至るに気づいて
残る疑問
一、後漢書東夷伝との比較から
最初に『後漢書東夷伝』の信頼性について
後漢書東夷伝との比較
後漢書東夷伝に記されなかった国々
後漢書東夷伝の原本は魏志倭人伝
紀元五七年、倭奴国遣使
紀元一〇七年、倭国王帥升等遣使
倭国の統一期
倭国の位置
国数と王の存在
邪馬台国は中央集権国家
狗奴国は小国連合体
狗奴国が倭国の端
邪馬台国は大倭王のいる国
倭国の共通する姿
二、魏志倭人伝から分かること
方角の誤り
陳寿の地理観の誤り
方角の修正
水行と渡海
陳寿の地理観
邪馬台国までの距離
九州で『水行十日。陸行一月』は不可能
倭国の戸数
家と戸
邪馬台国の戸数
戸数から考える邪馬台国
邪馬台国の人口推計
倭国全体の人口推計
奈良時代の人口推定から
倭国の統一過程
伊都国と奴国の関係
奴国による倭国の統一
魏の使者の記録
三、新羅本記から
最初に『新羅本記』の信頼性について
新羅本記の記述から
倭人の朝鮮侵入と、倭人の故郷
倭国の統一
伽耶が新羅に対し優位
伽耶と新羅が対等
倭の伽耶支配と、卑弥呼の遣使
倭の大飢饉と、伽耶の復活と消滅
伽耶が倭国の支配下に
伽耶の再登場と倭の侵略の消滅
伽耶の一部が新羅の領土に
伽耶が新羅の領土に
新羅本記の史料の要点
四、晋書から分かること
五、高句麗好太王碑文から
好太王碑文と新羅本記
好太王碑文と新羅本記から言えること
六、宋書倭国伝の記録から
宋書倭国伝から言えること・・・朝鮮半島の支配者「倭」
倭は明確に日本のこと・・・『新羅本記』から
百済と加良の連合軍が新羅に大敗
七、狗奴国の強大化
八、狗奴国との対立
九、邪馬壹國と邪馬臺國
十、邪馬台国論争の始まり
史料を読まない邪馬台国論争
考古学との関係
もっと史料を
参考文献
[付録]参考史料
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