第2部 蝦夷論 平泉論 第7集 蝦夷論の基礎(第10回配本)
A5判・上製・ケース入り・432頁
「蝦夷=エビス」という考え。
かつて東北地方は長く蝦夷(えぞ)と呼ばれてきた。
東北古代史に生涯をかけて研究を積重ねてきた高橋博士の蝦夷論を、この1冊に集大成する!!
目次
はしがき
序説ー古代蝦夷を考えるためにー
一 あずまの諸定義
二 あずま天端(あまつま)説の創唱
三 「あずま」と「ひな」
四 吾妻はやと東国
五 東国とあずま
六 毛野(けぬ)祖王物語 ヤマトタケル物語
七 毛野(けぬ)国と毛人(けひと)
八 毛国・毛人の言語学的考証
九 日高見国の解釈
十 常陸国の古伝承
十一 景行紀と『常陸国風土記』
十二 常陸日高見 陸奥日高見
十三 二つの陸奥日高見国
十四 日高見国と日高見水神
十五 日高見から日の本へ
十六 大倭日高見之国(おおやまとひたかみのくに)
十七 ヤマトの国とエビスの国
十八 日高見日本国 ヤマト日本国
十九 陸奥国 越(こし)国 出羽国
二十 渡嶋津軽津司(わたりしまつがるのつし)
二十一 斉明紀 景行紀 倭王武上表文
二十二 ツガルとナガレ
二十三 アラエビス ニギエビス
二十四 エビスからエゾへ
二十五 伊治公呰麻呂(いじのきみあざまろ)
二十六 伊治公(いじのきみ)と遠田公(とおだのきみ)
二十七 夷語と蝦夷訳語(おさ)人
二十八 狄馬(てきば)の問題提起
二十九 歴史民族としてのエビス
三十 元慶の乱ー歴史の分かれー
三十一 エゾとアイヌ
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