酒井 徹郎著
幕末、猪苗代湖をキャンパスにして、どでかい夢を描いた男がいた。
猪苗代湖の水を安積の里へ引く。
-猪苗代湖疎水はこうしてつくられた-
もくじ
はじめに
第一章
夢/初めて見た猪苗代湖/久敬が生まれたところ/ふたりの誓い/ききんを知る/山の恵み/ひとり立ち/疎水づくりの夢/意見まとまらず/進取の安積人/湖水東注を夢見た人達
第二章
動く/測量にかかる/久敬の疎水ルート/水は開拓の命/認められた建白書/開成山の開拓/言いふらされる悪口/県令に直訴/功名争い/小林家に天皇が?/入植第一号は旧久留米藩士/事業は中断/血の叫び、届かず/引き継がれた構想/荒地湖畔へ
第三章
実り/最良の日/久敬の評価、新聞で知る/表彰に内務卿の温情/疎水開削始まる/うるおう公共事業/新しい機械に感嘆の声/水がきた/疎水の原案は久??の構想/ずっしり、秋の実り/報恩に神社の建築計画/生家が焼ける/久敬倒れる/臨終に喜助が見舞う/高僧に看取られて
それから
ミニ解説
筆者のことば
年表
参考文献
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