上野邦男
B6判・並製・212頁
室町時代後期、連歌の全盛期を築き上げた猪苗代兼載。
猪苗代に生まれた天才連歌師の生涯を描く!
●目次
序
連歌の歴史的背景
第一部 花下宗匠猪苗代兼載
一 生涯を通して
二 兼載の父母
(1)兼載の父
(2)兼載の母
三 修練時代
(1)出生地
(2)関東に上る
(3)心敬に師事し宗祇に巡り会う
(4)梵燈庵が会津に来遊
(5)心敬と興俊との関係
(6)都での活動
(7)関東に下る
(8)都に帰る
(9)宗春から兼載に改める
(10)禁裏進献百句を詠む
(11) 旅人兼載
四 花下宗匠時代
(1)北野会所奉行に就任し花下宗匠を授かる
(2)宗匠時代の活躍
(3)兼載の定めた連歌の三式目
(4)独吟「聖廟千句」を詠む
(5) 古今伝授を授かる
(6)「新撰菟玖波集」の成就
(7)大内政弘の死
(8)都での活躍
(9)妻子と具戒
(10)都を去る
第二部 故郷と猪苗代兼載ー兼載故郷へ帰る
(1)白河に春来るを待つ
(2)会津の山河兼載を迎える
(3)誹諧百韻を詠む
(4)ゆかりの寺院
(5)金沢文庫について
(6)岩城へ旅立つ
(7)宗祇を弔う
(8)再び会津へ
(9)竹林抄と純粋連歌を詠む
二 晩 年
(1)「耕閑軒記」を景徐周麟へ依頼
(2)京都を去る
(3)北陸から関東へ
(4)葦名氏争乱と百韻を詠む
(5)故郷に別れを惜しむ
(6)「園塵」第四について
(7)広幢宛の書簡
三 終 焉
(1)中風に罹る
(2)「八代集逸」を周隆に贈る
(3)兼載逝く
あとがきにかえて
参考文献
|