北の会津士魂 目 次
刊行にあたって 2
第一章 第一次会津藩北方警備
内藤 源助 ―最果ての会津藩軍将 10
高津 泰 ―樺太へ出兵した若き会津藩の英才 16
山本 権八 ―利尻島銃士は「八重の桜」新島八重の祖父だった 22
第二章 第二次会津藩北方警備
一瀬紀一郎 ―箱館港のペリー黒船描いたサムライ絵師 28
南摩 綱紀 ―稀有のアイヌ語教科書を作った標しべ津つ代官 32
田中 玄純 ―勇払で客死した会津中老の葬列二里半 36
秋月 梯次郎―長州テロリストから逃れ知床半島へ 40
第三章 会津戦争
梶原 平馬 ―消息を断った会津藩最後の筆頭家老 46
新島 八重 ―最新鋭スペンサー銃で戦った「八重の桜」ヒロイン 56
中野 優子 ―「介錯してたもれ」姉竹子の血潮に染まる涙橋 65
水島 純 ―山川浩へ「彼岸獅子舞」の奇策提案 68
第四章 箱館戦争
平山金十郎 ―五稜郭クーデターを首謀した会津育ちの大男 74
西郷 頼母 ―変名して箱館会津屋敷に潜んだ家老 79
雑賀孫六郎 ―幕末十八万両移送作戦と戦国雑賀衆末裔 83
大庭 久輔 ―母上様を大切に願い上げ奉り候 88
日下 義雄 ―福島県知事になった箱館戦争の少年兵 93
安部井政治 ―「榎本氏に告げよ」一人絶叫して敵軍へ突進 97
小野権之丞 ―日本赤十字発祥の箱館病院事務長 101
赤城 信一 ―患者が生きながら火葬された箱館病院分院長 107
諏訪 常吉 ―会津遊撃隊長を裏切った黒田清隆の功妙心 110
山田陽次郎 ―頼母弟が雲井龍雄事件の冤罪で獄中死 118
土方 歳三 ―狙撃された会津藩御預り新選組副長 122
第五章 斗 南 藩
宗川 茂友 ―余市リンゴ侍を率いた傑物 132
好川喜五右衛門 ―北海道斗南藩士の瀬棚発第一信 136
三井 勝用 ―会津弔魂碑「傷心惨目」除幕式で祭文 140
川崎尚之助 ―斗南藩を開拓使尋問で守る 143
松平 容保 ―容保主従の北海道初上陸 148
第六章 明治時代
大庭 恭平 ―反幕反薩長、会津異端の思 156
加藤寛六郎 ―警視抜刀隊から第二代札幌区長に165
日向 ユキ ―いつまでも「お八重さん」と呼んだ幼なじみ169
丹羽 五郎 ―元会津藩家老家の壮大な会津コロニー174
穴沢 祐造 ―若松の地にJAブランド「北の白虎米」179
大竹作右衛門 ―会津向井流を小樽の海に甦らせた歌人 183
西 忠義 ―生き神様に祀られた日高馬産の恩人 188
武田 惣角 ―今卜伝と呼ばれた謎の会津武道家 192
関場不二彦 ―会津士道を貫いた北海道医師会初代会長 197
第七章 白 虎 隊
酒井 峰治 ―忠犬クマ公と少年白虎の会津戦争 202
飯沼 貞吉 ―小樽新聞記者に語った飯盛山の修羅 209
日向真寿見 ―白虎士中二番隊長の息子の函館記念碑 215
永岡 清治 ―坂本龍馬暗殺の夜に近藤勇を訪問 218
住吉貞之進 ―孫のヒット曲「南国土佐を後にして」222
山浦 常吉 ―山川男爵へ滝沢峠の激戦を手紙 225
第八章 屯田兵
三沢 毅 ―鶴ヶ城天守閣に翻る進撃隊の旗 232
伊東 山華 ―官憲が狙う志士のごとき新聞人 236
三瓶 勝美 ―レルヒ直伝スキーを広めた屯田二世 241
第九章 石川啄木・有島武郎の周辺
向井永太郎 ―啄木を札幌に招いた会津藩若年寄の孫 246
山口 喜一 ―あの石川が天下に名を成すとは 251
小林 寅吉 ―小樽で記者啄木に鉄拳パンチ会津蛮寅 253
星野 純逸 ―有島小説『星座』が描く札幌農学校の俊才 257
第十章 大正・昭和・平成
田中 愛子 ―祖父は中老田中玄純、長男は田中清玄 262
上原 六郎 ―悲運だった官選最後の札幌市長 268
神山 茂 ―函館史研究家たたえ「神山茂賞」創設 271
斎藤 清 ―雪の美を極めた木版画の巨匠 274
益田 喜頓 ―渥美ちゃんは今に天下を取るよ 277
早乙女 貢 ―歴史を知らぬ者に明日はない 280
人物略年表 285
協力者一覧 288
著 者 略 歴 290
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