池月映・笹川壽夫・冨田國衛・長尾修・平出美穂子・三角美冬・渡部康人
ISBN:978-4-89757-990-0
四六判・並製・144頁
会津地域にまつわる「知っているようで知らない話」を集めた本の第二弾。
今回は7人の著者が歴史、民族、伝統食などにまつわる話を書き下ろしました。
どれも読みやすく、楽しい話ばかりです。
目次
池月映
西郷頼母の汚名返上論 8
西郷頼母と西郷四郎 11
伊予田きみの改名 14
会津発祥の大東流 17
武田惣角一代記 20
会津藩御式内 23
合気の意味とは 26
合気を教えた易者万之丞説 29
笹川壽夫
会津の塗師、鵜川清一の想い出 34
伊佐須美神社「御田植祭」36
屋敷の人形芝居 38
会津の仏像のこと 41
澤田名垂の『あなをかし』異聞 45
冨田國衛
木引き男の災難 48
手代木直右衛門家族の逃避行 53
添川廉斎 57
長尾修
会津西部地域出土縄文中期土器に見る蛇身造形とアミニズム的世界観 66
会津の淡水産貝塚について 70
会津三庭園の一つと称された攬勝亭の歴史的遺産について 72
飯沼貞吉と長州藩士樽崎頼三 77
会津の洞窟・岩陰遺跡 82
南会津でカメムシを誤食した時の顛末 86
平出美穂子
「百人一首」下の句歌留多取りの起源は会津なり 92
「文久二年(一八六二)蝦夷地御廻通法日記帳」に見る
旦那様とは神尾織部だった 94
自刃した白虎隊西川勝太郎は神尾織部の孫、そして織部の墓石発見 96
奥羽巡見使が食べた江戸名物「奈良茶飯」 99
佐瀬与次右衛門の妻の実家「稲穂がみせる栄華の花」 101
薄れゆく会津の年中行事食(一)七草かゆ 103
薄れゆく会津の年中行事食(二)節分のめざしとざくざく汁 105
三角美冬
柳津虚空蔵尊の思い出 108
土津神社に思うこと 111
渡部康人
銀山を巡る会津藩と高田藩の争い 116
南山御蔵入領の成り立ち 120
南山御蔵入領と会津藩 123
南山御蔵入領の年貢制度 126
南山御蔵入騒動は、なぜ起こったのか 129
江戸幕府が会津藩に南山御蔵入領を代行統治させた理由は 132
南山御蔵入領の物流を担った伝馬と中村鴑者 135
会津藩主・松平容保の京都守護職就任に伴い南山御蔵入領は、
南山御役知になる 139
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