金田和枝 文・橋本貢 絵
A5判・並製・224頁
「わたしの一生はわたしが決める。たった一度きりしかないわたしの一生だもの」
と高らかにうたった高村智恵子。
明治という封建的な時代に、女性として自立し、芸術家として生きようとして傷つき、しだいに人間世界をはなれていったひとりの女のひたむきな一生。
もくじ
はじめに
一 雪つぶてと納豆
二 美しいものがすき
三 しもやけの手
四 こよりで織ったコート
五 夢ひらく
六 雪の日の祈り
七 日本女子大学へ
八 おとなしいけれど智恵子さまは
九 絵の道へ
十 新しい時代の女性として
十一 あこがれの人
十二 グロキシニアの花
十三 結婚
十四 ふるさと
十五 はたを織る智恵子
十六 試練
十七 命の炎をかきたてて
十八 新しい発見
十九 レモンのしずく
二十 智恵子を呼ぶ声は今も風にのって
あとがき
高村智恵子年譜
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