夏井芳徳著 A5判・並製・64頁 軽口、地口、小咄、川柳、狂歌、落語など、江戸の笑いを今に伝えるものはたくさんある。しかし、それらのなかには、どこに面白味があるのかよくわからないものもある。 本シリーズは「さて、何が面白いのだろう?」「どこを、どう笑えばいいのだろう?」という疑問を胸に、江戸の笑いの森へと足を踏み入れた著者の、驚きいっぱいの出会いに満ちた「江戸の笑いの森探検記」だ。 「初夢の紙屑」「常の門」「桜とあやめ」「みめぐりの雨」「牛方が行く」「土用干」「蛍」「秋がわき」「しかめっ面」「投げ捨てる」「辻番の布子」「煤払い」「銭湯風景」「医者殿」「手を抜く」「鰹売と鰯売」「金魚売」「剃り習い」の18話を所収。