栗城正義
ISBN978-4-89757-782-1
A5版・上製・250頁
【目次】
第一章 福島県の文化勲章受章者
画家大山忠作の受賞
日本画とは
第二章 夢育んだ故郷の山河
大山忠作の故郷
画家志望の時代背景
安達太良山と万葉集
尋常小学校へ入学
友人と磐梯山登山
第三章 東京修行時代
兄弟の絆
苦節の時代
東京美術学校に入学
第四章 戦雲急を告げる
国家総動員法発動
宣戦布告の詔勅下る
特別操縦見習士官
大山忠作と小川和子
謡曲「隅田川」
第五章 ジャワ目指して出陣
海上漂流四時間に耐えて
九死に一生を得る
台湾で終戦を迎える
第六章 国敗れて山河あり
東京に定住する
厳しかった自活の道
第二回日展に照準
強運の風雲児
初めての日展出品
第七章 輝き出す彩管
一采社への入会
山口蓬春先生に就く
第三回日展への挑戦
第八章 色彩について
群青系の主調色
混在する土色系と群青系
第三の主調色
第九章 生きとし生けるもの
「生の賛歌」しみじみ
初特選「池畔に立つ」
第十章 福島との関係
福島ペンクラブ五月会
ペンクラブと大山忠作
追想・・・渡辺到源と一條和一
えんじゅ会の事業
第十一章 ひたすら記事を書き継ぎて
二十三年間の日展取材
大切な資料集め
不思議な写真
大山邸訪問と雅号
その性寡黙にして誠実
酒は辛口徳利で三百本
第十二章 新居から生まれる作品
画室は制作の現場
家庭を持つ
一姫二太郎
親子とも独立独歩
友あり遠方よりきたる
第十三章 移りゆく組織の中で
変わる日展・一采社
自作へ響かぬ欧米美術
肺結核で療養十カ月
第十四章 乾坤一擲の気合
熟年期の昭和四十年代
法隆寺金堂の壁画模写
三度目のキレた話
二本松北小へ筆塚贈る
安達太良山の替え歌
第十五章 世紀に残る画業
成田山新勝寺光輪閣の襖絵
作品を支えた信条
作画構成の基本
二度目の転居
日本芸術院会員に
「青春の墓標」を揮豪
晩年の輝き
第十六章 『安達太良の虹』刊行記録
出版に向かって
出版先が決まる
取材協力団体及び氏名(五十音順)
作品管見「話題作品の数々」
大山忠作 略年譜
大山忠作 主な展覧会出品年譜
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