田口 惠子
ISBN978-4-86762-041-0
B6版・並製・284頁
著者が長い年月をかけて福島県から、宮城県、関東、三重県、
九州まで自ら歩き、万葉集の足跡を辿った一冊。
目 次
はじめに
第一部 福島県郡山市・南相馬市・いわき市平・いわき市久之浜町・双葉郡広野町
安積山影さへ見ゆる… 27
安積山 27 真野の草原 34
片寄 39 ひた潟 41
二つ沼 43
第二部 宮城県遠田郡涌谷町
天皇の御代栄えむと 49
黄金花咲く 49
第三部 栃木県佐野市赤見町・小中町・田島町・藤岡町
あらそふ妹しあやに愛しも 55
赤見山 55 人丸神社 57
安蘇の河原 58 三毳山 59
第四部 茨城県高萩市・日立市・水戸市・石岡市・筑波市・潮来市・鹿嶋市
遠妻し高にありせば 63
高戸浜 63 久慈川 64
曝井 66 常陸国府 68
筑波嶺 69 浪逆の海 74
鹿島立ち 75
第五部 千葉県君津市・富津市・館山市・木更津市・市原市・市川市
夜中にも…出でてぞ逢いける 81
珠名塚 81 馬来田の嶺ろ 86
海上潟 91 弘法寺・手児奈霊神堂 93
第六部 東京都府中市・昭島市・国分寺市・狛江市
多摩川に曝す手作さらさらに 101
多摩の横山 101 武蔵国分寺 104
調布 108 うけらが花 111
第七部 神奈川県南足柄市、静岡県駿東郡小山町、神奈川県、足柄市苅野・海老名市・小田原市・足柄下郡湯河原町
足柄の御坂畏み 117
足柄の御坂 117 相模国分寺跡 130
千代廃寺跡・久野一号古墳 134 湯河原谷 138
第八部 大分県中津市・別府市・由布市・竹田市
赤裳ひづちて植ゑし田を 145
倉無の浜 145 分間の浦 147
木綿の山 149 朽網山 152
第九部 宮崎県宮崎市、鹿児島県霧島市・阿久根市・出水郡長島町
名に負ふ伴の緒心つとめよ 157
高千穂の嶽 157 遣唐使漂着の地・長島 159
薩摩の瀬戸 161
第十部 熊本県八代市・熊本市、佐賀県杵島郡、長崎県長崎市・南松浦郡三井楽町
水島に行かむ波立つなゆめ 167
水島 167 益城郡 171
杵島山 173 美禰良久の埼 177
わが子羽ぐくめ 184
第十一部 三重県鈴鹿市山辺町・名張市・伊賀市阿保・津市白山町川口・津市一志町八太・多気郡明和町・津市安濃町・
鈴鹿市国府町・四日市市大宮町・四日市市大字松原・鳥羽市小浜町・伊勢市
神風の伊勢乙女ども相見つるかも 191
山の辺の御井 191 隠の山 194
阿保山 198 河口 202
雲出川 204 斎宮跡 206
安努 209 狭残の行宮 211
四泥の崎 216 吾の松原 218
鳴呼見の浦 221 伊勢神宮 224
第十二部 佐賀県唐津市鏡・神集島、福岡県福岡市中央区荒戸、長崎県壱岐市石田町・郷ノ浦町・勝本町
海原の沖ゆく船を 233
鏡山 233 神集島 237
荒津 241 石田野 245
城山公園 249 掛木古墳 250
岳ノ辻展望台 252
第十三部 長崎県対馬市厳原町・対馬市美津島町
帰りくるまで 257
上見坂展望台 257 竹敷 260
城山(金田城跡) 263 浅茅山 265
対馬の嶺 270 大船越と小船越 272
あとがき 277
参考文献 279
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